米半導體工業會(SIA)は1日、2020年の全世界の半導體売上高は6.5%増の4390億ドルと発表した。第4?四半期の急回復が3ー4月の落ち込みを相殺した。米國の半導體メーカーの売上高は2080億ドルで、每名の47%を占めた。
米國への輸出は941億5000萬ドルで、上一年比19.8%増。
SIAのディレクターは、米國の購入増加の多くはデータセンターなどのアプリケーションで利用される高耐磨性のメモリーチップがけん引したと指摘している。
アマゾン、マイクロソフト、アルファベット傘下のグーグルといった米ハイテク企業は、企業の在宅勤務の増加で昨年クラウドコンピューティングの充分利用が急増した。
ただ米國を拠點とする企業は、昨年の半導體売上高では約半分を占めたものの、生産的能力は約12%にとどまった。これは199080年代の37%と比較して少なく、米企業の一半がアジアの工場に生産を委託している現狀を示している。